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JASDAQ
2004年12月21日
各位
会社名: 株式会社アルバイトタイムス
代表者の役職名: 代表取締役社長 鈴木秀和
(コード番号:2341)
有料求人情報誌『JOB』の休刊に関するお知らせ
アルバイト・パート向け無料求人情報誌『DOMO(ドーモ)』を編集・発行する株式会社アルバイトタイムス(本社:東京日本橋、代表:鈴木秀和、ジャスダック上場、コード:2341)は、2005年2月17日発売号をもって有料求人情報誌『JOB』を休刊することを決定しました。
■ 休刊の背景と今後の対策
『JOB』は、1989年3月に静岡県内の正社員希望者向けに創刊された有料求人情報誌です。近年、インターネットなどの普及が要因となり、無料で情報を取得することが一般的になりつつある中で、有料の求人情報媒体が今後大きく成長する可能性は狭まってきています。つまり、有料誌全般の売上が落ち込んでいる時代にあって、『JOB』のクライアント(求人企業)が期待するほどの反応(読者からの応募)を確保できないケースが増えてきており、数年来続いている収益の減少傾向を止めることは困難と判断しました。

アルバイトタイムスは、この「情報の無料化」という流れを汲み取り、有料誌『JOB』の受け皿として、2003年6月に静岡県内の求人情報サイト『ESHiFT(イーシフト)』を開設し、2004年8月には県内で圧倒的な知名度を誇る無料誌の『DOMO』静岡東部・中部・西部の3版に「フルタイムワーク」ページを開設しました。その背景にある考え方としては、正社員希望者全てがインターネットあるいは無料誌のどちらか一方に移行するとは考え難いことが挙げられます。具体的には、キャリアパスが明確な求職者にとっては、情報の検索性に優れたインターネットの方が有効な手段であると考えられますが、一方で、職種・勤務地・報酬など仕事を探す上での優先順位がそれほど明確でない求職者にとっては、情報の一覧性に優れた無料誌の方が利便性の高い手段であると考えられます。

今回、『JOB』休刊の決断に踏み切ることができたのは、『JOB』から『ESHiFT』あるいは『DOMO』への移行をスムーズに行える体制が整ったためです。具体的には、『ESHiFT』が2003年6月の開設から徐々に認知度を上げ、『JOB』を上回る反応が安定的に確保できるようになってきたということと、『DOMO』のフルタイムワークページも一定の反応を得られていることです。今後も、静岡県内の正社員希望者に対して、『ESHiFT』そして『DOMO』のプロモーションを強化していくことで、両媒体の認知度及び反応の向上を図っていく方針です。
■ 代表取締役社長 鈴木秀和のコメント
情報への無料アクセスが一般化している現在、有料求人情報誌では十分な反応の確保が難しいため顧客満足を高めることができず、有料媒体の将来的な成長は限定的なものと判断せざるを得ません。『JOB』の読者を『ESHiFT』と『DOMO』に移行させることにより、無料で効率的に求人情報を取得できるというユーザー(読者)満足と、ユーザー(読者)数の増加によってより多くの反応を得られるという顧客満足の双方を向上させることが可能です。もちろん、静岡県内で正社員の仕事を探す求職者の志向を十分に把握し、これらの求職者からの認知と支持を獲得できるような形に、『ESHiFT』及び『DOMO』を一層充実させていく必要があると認識しています。

静岡県では、正社員に焦点を当てた『ESHiFT』(ウェブサイト)と、アルバイト・パートなど非正社員が中心の『DOMO』(無料誌)に事業を集中することにより、当社が追求してきた「情報の無料化の完成形」を実現することができます。今回の決定により、当社の商品は全て「情報の無料化」を追い風とすることができ、全国展開を進めている『DOMO』を中心に事業の成長を加速させていきたいと考えています。
■ 『JOB』売上高推移
 (百万円)
 05/2期見通し04/2期03/2期02/2期01/2期
『JOB』551636715889971
連結売上高17,20013,95711,76611,1059,490
単体売上高10,5607,7926,2205,8825,486

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